東京タワーといえば小沢健二だよな

どうしてもトリックアート美術館に行きたいと娘が主張するので重い腰をあげて東京タワーに連れて行きました。
東京タワーといえば蝋人形館やみやげもの屋などがキッチュの殿堂として知られていますが、久しぶりに行ったそこはなんかキッチュと言うのもおこがましいようなわびしい空間でした。海外からのお客さまも多くみかけたんだけど、はじめてのTokyoはじめてのJAPANでここに来ちゃうのはお互いの不幸だと思う。外人さんも困るよなぁ、こんなとこ来ても。的当てとか駄菓子屋とか忍者の店も、レトロキッチュを狙ってるのかしらんがはずしてるんじゃないのか? もういろんな人に言及されまくってる蝋人形館も、すでにネタの域を踏み外してます。可笑しいっつーよりオカシイです。特に出口付近。やばいものを見てしまったような気がしました。東京タワーの良さはいい意味でのさびれた感・古くさい感で、たしかに以前はそれを楽しめたんだけど、今日はなんだか違和感でいっぱいでした。
なんつーか、天然だった素人が天然を売りに芸人になっちゃったような。もともと芸にするには中途半端な天然だから悲しいくらいにつまらないみたいな。
ああ、きっとこんなに東京タワーの文句ばかり書いてしまうのは楽しみにしていた一階のレストランが開いていなかったからです。あそこなら私のお好み食堂渇望感(3/25)を満たしてくれたはずなのに。いくら不味くても怒らないのに。ダメな感じを満喫して帰ったのに。営業してないなんて! ダメ感をすこしでも味わいたくてタワーの足元でマリオンクレープを食べて帰りました。
娘にとってはたいそう満足した一日だったようなのでまあよし。桜も満開だったしね。