いじめられっこシリーズ

※昨日書いたバレンタイン事件の芋づる思い出。数年前某掲示板「あなたが喰らった理不尽な出来事」に投稿したものの改稿です。




小学3・4年生の頃の休み時間、教室後ろのドア付近でぼーっとしていたら違うクラスの名前も知らない男子にいきなり
「××に仕返ししとけ!」
と金づちで上腕を2回殴られました。
××とは、私と同じクラスにいたいじめっこ女王。その男子は「××にひどいことをされたけど本人にはこわくて仕返しできないので替わりに手近にいた弱そうな私を殴った」と先生達の前で泣きながら告白。通り魔かよ。
当時実は私も××にいじめられていたので殴られた痛みよりもその理由の方が衝撃でした。なんで自分をいじめてるヤツの替わりに凶器で殴られなきゃいけないんじゃああ!
理不尽さのあまり涙もでませんでした。


そういえば、職員室でホータイをまいて呆然と親を待っていた私の横で、教頭と学年主任が私には一言も声をかけずに
「だいたいどっから金づちもってきたの?」
「図工の時間だったそうですよ。作品展示で」
「ああ。そうなの。…そういえば絵をカベに貼る時ね、画鋲をね、まっすぐ挿しちゃうと、はずす時たいへんなんだよね。こうね、ナナメに挿すといいんだね。はずしやすい。ナナメに」
などと平和な会話をしていらしたのがたいへん印象に残っています。


今でも画鋲はナナメに挿します。