「女の子ものがたり」西原理恵子

女の子ものがたり

女の子ものがたり

ちょうど娘の友人関係がらみで私の幼い日に思いを馳せていた時だったので、シンクロしてしびしび泣きながら読了。西原と私とは幼少時の環境がまったく違うのだが、なぜこんなに共感してしまうのか。まなちゃんへの気持ちとか。タイトル「女の子ものがたり」は秀逸だ。女の子という生き物はずるくて残酷で打算的で弱い。でも愛しい。でも醜い。その醜さをこんな叙情的に描かれちゃヒリヒリするに決まっている。
ちなみに私の小学校からの友人は年賀状をかわすのみの1名だけだ。しかも学校じゃなくて塾の友達。