そういえば

「申し訳ない」といえばお正月とはまったく関係ないのですが、現在は「申し訳ありません」「申し訳ございません」という言葉はビジネスマナーの本に堂々と載っている日常語となりました。
しかし、昔々国語の時間に「『申し訳ない』で一語なので『申し訳ありません』『申し訳ございません』という言葉はないのです!!」と呪いのように教えられたおかげで、わたくしはいまだに「申し訳ございません」と言う時にザラリとした抵抗感を感じてしまいます。
別に美しい日本語や正しい日本語にこだわっているわけではなく洗脳がとけないだけなのですが、この抵抗感が邪魔なのですよ。ものすごく。
言葉の洗脳といえば、わたくしは小1か小2の時に「様」という字のつくり(右側)を上下分けて書くように習ってしまったため、いまだにそのクセがぬけません。習った時のことをしっかり覚えているので私が間違って覚えたわけではないはずです。でも、それは間違いなのだそうですよ。
 [参考リンク] 「様」の書き順は、いつからかわったのでしょうか? -小学5年の息子の- 日本語 | 教えて!goo
どうやら間違っているらしいというのは、10代の頃からわかっていました。しかしわかっちゃいるけどやめられないのです。スイスイスーダララッタスラスラスイスイスイとペンが動いてしまうのです。
で、今ふと思いついてその恩師からいただいた今年の年賀状を見てみました。教えた当の本人なのだから、私と同様に別々に書いているはずだと。あなただけは私の味方のはずだと。
ところがどっこい。なんと先生のお書きになった「様」は私が習ったのとは違う縦棒一直線(正しい字)でした…。ショック! 先生の教えをずっと守ってきたのにー! 何ゆえ私は30年も…。
「元々の漢字はこういう成り立ちだったのですよ」という授業中の余談を正式なものと勘違いして覚えていたのかなぁ。いやいやいやいや釈然としないですよ。
ああなんだか正月からモヤモヤ。