及川光博「イチャイチャしたい。」@神奈川県民ホール

久々に光博さんに会ってきました。

12月のNHKホールはとてもじゃないけど体力的に無理で不参加。
1月の大宮ソニックは大宮まで行く気力がなくて不参加。
今回もギリギリまでその気になれなかったのですが、1週間前になってようやく「行きたい」と思えてきたので2日前に急遽チケットゲットして参加いたしました。神奈川のワンマンショーはいつも満足度が高いのではずしちゃいけないと思ったのです。

期待にたがわずたいそうよいライブでした。いっぱい踊って笑ってフワフワと高揚した気持ちで帰途に。だって光博さんの笑顔は笑顔強制装置なんだもの。
でも、ライブを終えた後、なぜか単に「楽しかったサイコー♪」じゃなくて、みっちーのつらそうな表情や言葉ばかりが思いだされてしまうのはなぜでしょう。苦しいというかせつないというか、思い返そうとするとうっかりすると涙が出そうになってしまうのです。
なんだか「あれ?ちょっとヘン?」と思わせる言動が多くて、まあそんなのはいつものことっちゃいつものことなのですが、かなりダウナーみっちーだった気がします。
心ここにあらず、ではなくて心はここにあるけどベイベじゃなくてみっちー自身の内面に向いていたような感じ、といいますか。対ベイベの楽しいショーというより己の内奥をしぼりだす自己表現の場という側面が強い印象でした。
私はもともと赤・緑のライトの中で壊れたように踊るみっちーが大好きで、今回もその壊れた様子(本人曰く「白目むいてよだれたらして」いたらしい)がとても魅力的で感動的ではあったのだけど、ベイベの盛り上がりもみっちーのテンションもすごかったのだけど、それはどちらかといえばマスターベーション、もしくはお互いを道具にしたセックスで。イチャイチャ…ではなかった気がするなぁ。決して悪い意味ではないので誤解しないでいただきたいのですが。そりゃもう土曜のみっちーはとてもとても素敵でかなり私好みで素晴らしいステージでした。ただこの日のパフォーマンスはツアーコンセプトとはちょっと違ったような。

あの場に居た誰よりもあの日のライブが必要だったのはみっちーだったのではないかな。などと思っています。