最近の読み物

  • 「棒がいっぽん」高野文子 (再読)
  • 「ちいさいモモちゃん」松谷みよ子 (再読)
  • 「ドコカの国にようこそ!」大海赫 (再読)
  • 「メキメキエンピツ」大海赫 (再読)


「ドコカの国にようこそ!」は小学校の図書室で読んで吐き気をもよおすほどインパクトがあった本。こみあげる嫌悪感をおさえつつ何度も読み返した。でも何度も読んだはずなのにインパクトが強すぎて題名も作者も話のすじも全く覚えていなかった。
セルロイドの醜い人形の頬にキスをする」「芋虫の着ぐるみで手だけを使って這いずる」などのグロいエピソードやその細かい描写、唐突な展開、点描を多用した不気味な挿絵、そのイメージだけが鮮烈に残り長年私の潜在的怖い本ベスト1だった。
が、先日ふと思いたって断片的なイメージだけをたよりに検索。あっさり判明。図書館にリクエスト(保管庫所蔵だったので)。
そうそうこれだよこれ。
長らく絶版だったのが最近たてつづけに2冊復刊され、どうやら復刊ドットコムではちょっとした大海赫ブームの様子。
それにしても20年来のトラウマがこんなに簡単に判明するなんてインターネットってあらためてすげーな。