今日のまずいもの

ターミナル駅のデパートでお好み食堂で食べた五目あんかけやきそば。
娘と私の希望の妥協点が「お好み食堂」だったのだが、私は別にお好み食堂は嫌いではありません。むしろこのご時勢にお好み食堂を残しているデパートには好感をもちます。
でもさぁ、びっくりしたよ。あまりにも不味くて。
麺はフニャリ、あんは粘りが強すぎる上に片栗の塊がどろり、具の冷凍シーフードはしなしな。あんかけやきそばフリークである私が食べた中で1・2を争うまずさ。しかも1200円という高さ。
まあ、まずくても許そう。高くても許そう。デパートのお好み食堂なんだからしょうがない。だってお好み食堂には他のお楽しみがあるんだもの。そこにはテナントレストランにはない古き良き(あんまり今使いたくないフレーズだな)「家族でおでかけ」の趣きがあるのです。おでかけのウキウキ感が味わえるのです。そのはずです。
でもさぁ、そのお楽しみもないの。厚紙の食券も、妙に明るい照明も、いかにもなウェイトレスもウェイターも、なにもないんだよ。
あんたたちはわかってない。高くてまずいもんだすんだから、お好み食堂に課された「ハレの感じ」をもっと演出してくれよ。たのむよ。それがないお好み食堂なんてファミレス以下だ。娘が食べたおこさまランチも全然心ウキウキしないの。旗さえないの。許せん。
お好み食堂の意義がわかってないお好み食堂なんかやめちまえ!