「犬を飼う」谷口ジロー

犬を飼う (小学館文庫)

犬を飼う (小学館文庫)

またジローさんです。実家の愛犬をそれぞれ亡くしたうちの夫婦にはひしひししんみりきます。
夫の犬は家族全員が揃うのを待って息をひきとったそうです。でも私の犬は病院で安楽死させました。目も耳も鼻もきかず何も食べられず苦しそうにしているのをただ延命するのはしのびない、という私の両親の判断で私も同意しました。この作品とは違う選択です。
私は夫から「あなたは看取ってないでしょう」と言われます。確かに私は結婚して実家にいなかったから看取ってもいないし安楽死させる現場にもいませんでした。だからかな、この作品はさらに胸に痛いです。