及川光博初主演映画「クローンは故郷をめざす」舞台挨拶

ワンマンショー以外のチケット運には恵まれているわたくし、今回もほぼ最前の席をひきあてて行ってきました!
ただし超前かつ超端っこだったのでスクリーンは歪みまくりで、美しいはずのみっちーや永作ちゃんがルチ将軍みたいでいまいち集中できず。映像が美しく、画面がゆがむと魅力が半減してしまう映画だったので残念でした。


でも、みっちーは近い! 超近い! 客席とほとんどかわらない低い演台での挨拶だったので、とにかく座席から近い! しかも私は司会側で、司会の方に向いて話すみっちーの表情がばっちり堪能できる素晴らしい席でした。


スクリーンのみっちーはルチ将軍でしたが、舞台挨拶のみっちー本人は美しく輝いていました。とにかく姿勢が美しい。立つ姿、お辞儀、マイクをもつ様子、歩き方、とにかく上にすっと伸びてて綺麗なのです。ウインクや投げキッスよりも、そういった所作の方にうっとりしたことでございます。



映画自体について。
静かな静かな映画です。クローンをめぐる魂の問題、家族の生と死と再生、贖罪。たいへん興味深いテーマでじっくり鑑賞しました。不要なものをそぎおとした演出で、静謐で深い作品に仕上がっています。決して「ミッチーの映画」ではありません。わたしはいつも俳優みっちーの演技がちょいと苦手で冷静に見ていられないのですが、この映画は俳優及川光博の仕事としてかなりよいのではないでしょうか。単館上映ですし、派手な娯楽大作ではなく一般受けは全くしなさそうですが、広く評価されればいいなぁと思います。



ただ、背景となる主人公やクローンをめぐる社会的状況や技術の描写と説得力がもっとほしかったです。内奥がテーマのこの映画にそういう描写は不要、むしろ邪魔だということはわかります。が、背景の説得力ってやはり大事だと思うのですよ。すくなくとも私にとっては重要。



シネカノン有楽町1丁目でやってますので、みなさまもよろしければ足をお運び下さい。
有楽町駅前ビックカメラの上だよ!

http://eiganavi.gyao.jp/news/2009/01/post-4000.html