友チョコですって。

面倒くさいイベントがまた増えやがった。小学校高学年女子のバレンタインデーはなんだか「仲良しさんと手作りお菓子を交換しあう日」になったらしい。どういうことだそれ。
「○○とー、・・・××とー△△が作ってくれるんだって。全部で7人! うちはどうしよう?」

どうしようって。「作り方を調べ、材料を買い、準備し、作り、片付け、ラッピングする」まで、ぜーんぶ自分ひとりでできるなら作ってくれて全然かまわないのだが。まあ、チョコを分離させたり、形にならなかったり、台所ドロドロにされるのは目にみえている。人様にお渡しして食べていただくものだからほっとくわけにもいかないんだよな。でもまったく興味ないチョコレート作りに一日つきあうのは勘弁してほしい。好きな男の子に作ってあげたい、とかなら気合いいれて協力するのにやぶさかじゃないんだけど、友チョコじゃなぁ。うーん、うちはやっぱり手作りなしね。

かといって「手作り」のお返しにそこらへんのお店で買ったチョコじゃムスメも肩身がせまかろう。よし、「手作り」に対抗できるのは「おともだちのお店でセレクトしてきたんだ」ちゅうフレーズじゃね? それでどう?

というわけで、ムスメも大好きなお友達(大人)がやっている輸入食材店にGO。店頭にならぶ色とりどりの可愛いチョコのなかからムスメの趣味でいくつか選んでラッピングしてもらう。ポップでキュートなラインナップからムスメが選んだのは、キノコとクリとクルミ…なんか茶色くて地味。まあいいや。
そんなわけで、本日バレンタインデーはムスメの友チョコ交換デーであります。


うん、わかってるんだ、ムスメは単に「おうちでチョコ作り♪」というイベントをやってみたいだけだっていうのは。
コドモの好奇心と体験のチャンスの芽をつみとる親でごめんよごめんよ。でもおかあさんほんとにお菓子作り好きじゃなくてさー。作ってるうちに甘ったるくなっておなかいっぱいになっちゃう感じがいやなのかもしれん。

もともとスイーツ(笑)にそれほど思い入れがないんだよな。
チョコよりポテチ。ケーキより餃子。おやつよりおかず。スイーツより肴。


いや、もちろん甘いもの、きらいじゃないです。夫が会社でもらってきたステキなチョコ群はムスメと私で美味しくいただきます。うまうま。